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2026年1月の法改正で、手形払いは「支払わないこと」に含まれる扱いになりました(取適法の記事で整理しています)。その受け皿として取引先から「でんさいに切り替えたい」と言われる場面が増えています。
この記事は、でんさいとは何か、手形と何が違うのか、資金化の手段としてどう位置づくのかを、運営元と法令の一次情報だけでまとめたものです。
この記事の結論
- でんさい=全銀電子債権ネットワークが取り扱う電子記録債権(電子記録債権法・平成19年法律第102号)
- 操作は手形と1対1対応=発生記録=振出・譲渡記録=裏書・口座間送金決済=取立
- 手形との違い=分割譲渡できる・支払期日に自動入金・盗難紛失なし・印紙税なし(でんさいネットの表記)
- 前提=双方の取引銀行がでんさいネット参加であること。費用は金融機関ごとに異なる=年率に直して比べる
根拠=でんさいネット「でんさいとは」/国立国会図書館 日本法令索引。出典URLと確認日(2026年8月28日)は本文に併記しています。
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1. でんさいとは何か
でんさいは、株式会社全銀電子債権ネットワーク(通称:でんさいネット)が取り扱う電子記録債権です。運営元のサイトでは「手形・指名債権(売掛債権等)の問題点を克服した金銭債権」と説明されています(2026年8月28日確認)。
電子記録債権そのものは、電子記録債権法(平成19年法律第102号)に基づく制度です。紙の証券ではなく、記録機関の帳簿(記録原簿)への電子的な記録によって債権の発生や譲渡が成立します。
でんさいネット「でんさいとは」 https://www.densai.net/about//国立国会図書館 日本法令索引「電子記録債権法 平成19年6月27日法律第102号」 https://hourei.ndl.go.jp/simple/detail?lawId=0000110475(いずれも2026年8月28日確認)
2. 手形との対応関係
でんさいの操作は、手形の操作と1対1で対応しています。でんさいネットのサイトに記載されている対応はこうです。
| 手形の操作 | でんさいの操作 |
|---|---|
| 振出 | 発生記録 |
| 裏書(譲渡) | 譲渡記録 |
| 取立 | 口座間送金決済(支払期日に自動入金) |
つまり「使い方の概念」は手形のままで、紙が電子記録に置き換わったものと考えると位置づけを掴みやすい制度です。
3. 手形と違うところ
でんさいネットのサイトに記載されている違いは次のとおりです(2026年8月28日確認)。
- 分割できる。債権を分割して譲渡や割引ができる(手形は原則1枚単位)。
- 取立が要らない。支払期日になると口座に自動的に入金される。
- 盗難・紛失リスクが解消される。紙が存在しないため。
- 印紙税が課税されない。手形と異なり、発生・譲渡は電子記録のため(同サイトの表記。個別の契約書類の印紙の要否は国税庁の資料で確認してください)。
- 手形の郵送・保管などの事務コストが削減される。
一方で、利用には支払側・受取側の双方が、でんさいネットに参加している金融機関の窓口で利用契約をしていることが前提になります。取引銀行が対応しているかは、でんさいネットの参加金融機関一覧で確認できます。
でんさいネット「でんさいとは」ほか同サイト内資料 https://www.densai.net/about/(2026年8月28日確認)
4. 資金化の手段としてどう位置づくか
受け取ったでんさいを支払期日前に資金化する方法は、大きく2つあります。
- 割引:取引金融機関に持ち込み、期日前に資金化する(でんさいネットも「取引金融機関で支払期日前に資金化が可能」と記載)。
- 譲渡:第三者に譲渡記録で譲り渡す。分割譲渡ができるため、必要な金額分だけ資金化するという使い方が制度上可能。
売掛債権を業者に売却するファクタリングと比べると、でんさいの割引は「銀行での手形割引」の系譜にある資金化手段です。どちらが安いかは、費用を年率に直して初めて比べられます。ファクタリングの見積を受け取ったら、年率換算の記事の式で確かめてください。
5. 契約前に確認する3点
- 自社と取引先の銀行が、でんさいネット参加金融機関か(参加していなければ始まらない)。
- 費用。発生・譲渡・割引の手数料は金融機関ごとに異なる。年率に直して比較する。
- 相手の実在。でんさいでも通常の取引でも、新しい取引相手は法人番号公表サイトで無料確認してから。
6. 売掛金そのものを資金化する場合
でんさい化されていない普通の売掛金を期日前に資金化する手段が、売掛債権の譲渡(ファクタリング)です。オンライン完結型の一例として、株式会社アクティブサポートが運営する「QuQuMo(ククモ)」があります。
- 運営:株式会社アクティブサポート(東京都豊島区南池袋2-13-10 南池袋山本ビル3階/代表者 羽田光成)
- 法人番号:9013301041158(国税庁法人番号公表サイトで確認・2026年8月27日)
- 同社サイトの表記では、手数料は「業界トップクラスの低コスト。最大でも1%〜」、入金は「最短で申込から入金まで2時間」
※手数料と入金スピードは同社サイトに書かれている内容であり、当サイトが保証するものではありません。見積が出たら、費用を年率に直し、銀行での割引と比べてから判断してください。
3つの確認を済ませたうえで、条件を見てみる
手数料と入金スピードは、債権の内容と審査によって変わります。実際にいくらになるかは、見積を取らないと分かりません。オンライン完結型の一例として、株式会社アクティブサポート(法人番号 9013301041158)が運営する「QuQuMo(ククモ)」の無料見積です。
無料で見積を取る(QuQuMo公式サイト)オンライン完結・法人/個人事業主が対象本サイトはアフィリエイトプログラムを利用しており、上記リンク経由での申込により当サイトが報酬を受け取る場合があります。手数料・入金スピードの表記は同社サイトに書かれている内容で、当サイトが保証するものではありません。申込は見積の取得までで、その場で契約が成立するものではありません。
よくある質問
でんさいとは何ですか?
株式会社全銀電子債権ネットワーク(でんさいネット)が取り扱う電子記録債権です。電子記録債権法(平成19年法律第102号)に基づき、紙の手形の代わりに電子的な記録で債権の発生・譲渡を行います。
でんさいに印紙は要りますか?
でんさいネットのサイトでは、手形と異なり印紙税は課税されないと記載されています(発生・譲渡が電子記録のため)。関連する個別の契約書類の印紙の要否は国税庁の資料でご確認ください。
でんさいは分割できますか?
できます。でんさいネットのサイトに、分割して譲渡や割引ができる旨が記載されています。必要な金額分だけ期日前に資金化するという使い方が制度上可能です。
でんさいと手形はどちらを使うべきですか?
2026年1月施行の取適法で手形を渡すことは「支払わないこと」に含まれる扱いになったため、支払側には手形からの移行圧力がかかっています。受取側としては、取引銀行がでんさいネットに参加しているか、割引等の費用がいくらかを確認してから判断してください。
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